Interior

シート
 

ヤシの実の皮やコイル・スプリングを使ったメルセデスのシートは、世界最高と称えられてきましたが、W169のシートは、その伝統には則っていない様です。

 

 

 
 

私のA200は黒のファブリック・シートです。

外側から触ってみるに、ヤシの実の皮もコイル・スプリングも使われている気配を感じないのが残念なところです。

座り心地は、少し、硬めの印象ですが、長距離を走っても疲れを感じない造りは、メルセデス独特といったところでしょうか。

小尻の私には、少し大きめのシートに感じます。


フロント・シートの操作スイッチ類です。 

画像左のダイヤルは背もたれの角度調整、右のダイヤルは座面の角度調整用です。
中央のレバーは、シートの高さ調整用となります。

ハンドルには、チルト&テレスコピック機能が付いていますから、殆どの人が好みのドライビング・ポジションを設定できます。

助手席に人を乗せると不評なのが、背もたれの角度調節がダイヤル式で面倒なところです。
簡単に動かないのがメルセデスの拘りなのですが、理解してくれる人は少ない様です。

 


リアシートです。
一見、狭そうですが、必要にして充分なレッグスペースがあります。

シートは、2:1の分割式で、畳めば荷室と繋がる仕組みになっています。
畳む場合は、シートベルトをガイドに差し込んで、座面を前方に起こします。
次いで、背面を前に倒せば荷室とフラットになります。
座面(のみ)を取り外す事もできます。

リアのフロアは、初代Aの様なフルフラットではなく、中央部が盛り上がっています。


通常、リアシートのヘッドレストは、後方視界確保の為に格納されています。

必要に応じて、伸ばして使用します。
勿論、中央席のヘッドレストもあります。


フロント・シートの下には小物入れがあります。

容量は小さく、実質のところ、CDケース程度しか入りません。
と言うか、トレーに「disc」と記してある様に、CDケースがキッチリ収まる様に設計されています。

 
 
 
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