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濡れないサイドウィンドウとリアウィンドウ
 
 

 

 

 
 
メルセデス・ベンツというメーカーは、日本の自動車メーカーが適当に設計している部分を、異常な程、頑固に、「少しやり過ぎ」と感じるぐらい、こだわっているところがあります。 

先に紹介したワイパーもそうですが、今回、紹介する「雨の日に絶対にサイドウィンドウとリアウィンドウを濡らさない努力」もその一つです。 

濡れないといっても、一切濡らさないのは不可能ですから、正確には、「走行中にワイパーが拭いた水滴を、サイドウィンドウやリアウィンドウに流さない」という意味です。 
今回の内容は、私が勝手にそう思っている部分もありますので、話半分で読んでください(結構、いいかげん?)。 
 


 
まず、ワイパーが拭いた水滴を、どの様にウィンドウを避けて流しているかを紹介しましょう。 

フロントウィンドウのAピラーには、『変なワイパーの……』でも紹介した通り、大きな切り欠きが入っています。ですから、フロントウィンドウから、サイドウィンドウに水滴が流れ出す事はありません。 
しかし、この切り欠きの深さは尋常ではありません。かなりやり過ぎです。 

水滴のほとんどは、このAピラー添いに天井部分に流れていきます。 
ウィンドウから直接天井に流れる分のほとんどは、高速走行をする場合、風圧でウィンドウから離れてボディーを伝う事なく地面に落下します。その訳は、フロントウィンドウと天井の接続部分にわざと(? かなり不自然についた)角度を持たせてあるからです(この辺りの話、いいかげんです)。 
 


 
天井にも、水滴を流す為のガイド(?)が切ってあります。天井に残ったワックスの白い跡から推測するに、おそらく、ほとんどの水滴がこのガイドの横を流れていると思われます。

昔(今でもあるのかな?)、SLのハードトップにパコダルーフ(だったかな?)という天井がへこんだデザインがありましたが、SELの天井デザインもそれに似ています。 
 


 

天井を流れた水滴は、リアウィンドウには落ちません。何故なら、リアウィンドウの回りには溝が掘ってあるからです。 
天井のガイドから、直接このリアウィンドウの溝に水滴が流れ込みます。 
水滴は、リアウィンドウ横の溝を伝って、下へ流れていきます。 

それでは、溝を伝った水滴は何処へ行くのでしょう? 
なんと、トランクの中へ入ってしまいます。いえ、正確にはフードの中で、トランクの中が水浸しになる訳ではありません。 
 


 
水滴はトランク口(?)の横を通って、リアランプの上の受皿に流れ込みます。 
受皿に溜まった水滴は、リアランプを濡らさない様に、ナンバープレート横に吐き出され、地面に落ちます。 

なんだか、すごいですね。 
「たかが水滴に、ここまで執念を燃やさなくても……」 
と、思ってしまいますが、メルセデス・ベンツというメーカーは「水滴の処理はここまでやらなければならない」というポリシーがあるのでしょう…… 

そのおかげかどうかは分かりませんが、メルセデスでの雨の日の運転(視界)に、不具合を感じた事は、まずありません。 
 


 
 
 
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